「家は大きければ、大きい方がいい」と、考えていませんか?
確かに、大きければひろびろとして、収納にも困らない。子どもが増えたら、子ども部屋を確保できます。
でも、大きければ、土地や建物、メンテナンスの費用や光熱費も高くなります。子どもが独立すると、使わない部屋がたくさん! という状況もありえます。
最近は、コンパクトな家がいい、むだなスペースはいらない、という方も増えています。そこで今回は、「小さな家でもひろびろ住める」10の方法をご紹介します!
この記事を読むと、こんなことがわかります!
・小さな家の間取りのポイント
・小さな家の大きさはどれくらい?
・コンパクトなお家の例
家づくり全般についても当てはまる内容です!
1. 家と外をつなげて広くする
家の中と外をつなげることで、外の空間も部屋として使え、開放感がアップします。ウッドデッキや縁側に、庇(ひさし)をつけると、夏の日差しや、雨をさえぎり、快適な空間に。
庭やウッドデッキは、部屋の延長として使えますよ!
家まわりに空間を取ることも、広く住むコツの一つ
庭をつくるときに、北側に家をよせて、南側に大きなスペースをとろう、と考えている方も多いのではないでしょうか。
でも、ほかの方角にも少しずつスペースをとると、洗濯などの家事、駐輪場、玄関のアプローチなどに使え、暮らし方の幅が広がります。
敷地の形や方角を読み込んで、家の配置を考え、そのまわりの空間を上手に使う。こんな考え方も、頭に入れておいてください。
2. 暮らす人の目線を外に抜けさせる
目の前に壁があると、圧迫感を感じますよね。窓の位置や大きさを工夫し、視線を外に抜けさせることで、奥行きがでて開放的になります。
また、窓の位置を工夫して、風が通るようにすると、ここちよい空間に。
目線が外に抜けると、広く感じます。
3. 部屋を細かくくぎらない
部屋を細かく仕切らず、ワンフロアにすることで、空間を広く使えます。家族がちょうどいい距離感で、お互いを感じることもできます。
子ども部屋などが必要になったら、そのつど間仕切ればOK。将来部屋を分けることを想定して、コンセントやドアだけは設置しておくのも、一案です。
部屋を区切る方法は、開閉式の間仕切り、家具やカーテンをつかう、壁をつくる、など、いくつかあります。状況や予算にあった方法を選ぶとよいでしょう。
ただし、部屋を区切ると、後から使いにくくなることもあるので要注意!
4. 畳をつかい部屋をつなげる
畳の部屋はふすまを利用すると、区切ったり、広げたりできるので、とても便利。
ちゃぶ台を使うと、圧迫感もなく、空間を広く感じられます。テーブルやイスのように場所を取らず、使わないときはたたんでおけるのも、便利な点。
畳の部屋なんて古い? いえいえ、コンパクトな家の強い味方です。
5. 同じ素材や色で統一する
壁はできるだけ平らにして、凹凸(おうとつ)をつけないことも、ポイントです。収納家具やタンス、机などは、設計の段階で、壁に埋め込むなどの工夫をすると、スッキリとした部屋に。
壁や床を同じ色や素材にすると、一体感が生まれ、部屋を広く感じられます。
6. 縦の空間を利用する
たとえば、リビングで過ごすとき、床に座ったり、低いイスを使ったりすると、視覚的に天井が高くなり、広がりを感じます。
また、1階と2階がつながる吹き抜けをつくると、空間が縦に広がり、開放感を演出できます。
天井と床の差を大きくすると、ひろびろ空間に♪
最近は、ロフトをつくる人も増えています。ロフトとは、いわゆる「屋根裏部屋」のことで、ベッドルームや書斎、収納部屋などに使えます。これも、縦の空間をうまく使う方法です。
7. 廊下をなくす
大きな家だと、廊下は3-4坪の面積になります。廊下のすべて、あるいは一部を減らすだけでも、家がコンパクトに。
また、冬は、暖かい部屋と寒い廊下の温度差が大きく、心臓の疾患を引き起こす恐れがあります。広さだけでなく、快適さという点でも、廊下をつくるかどうか、考えてもいいかもしれません。
8. リビング階段を設ける
2階建ての場合、階段をつくると、階段部分やそのまわりにスペースが必要となります。
階段をリビングに設けることで、敷地面積を効率的に使うことができます。
1階と2階がつながるので、リビングを広く見せる効果も期待できます。
9. 動線を効率的に設計する
日々の家事や暮らしが、スムーズに行えるよう、動線を考えた設計にすると、むだなスペースをはぶくことができます。たとえば、キッチンで料理をするときは、以下のような動線が考えられます。
・冷蔵庫(食材をとりだす)→シンク(食材を洗って切る)→コンロ(調理する)→食器棚→テーブル
この流れを直線やL字型にすると、むだな動きが減り、コンパクトな空間でも狭く感じません。
動きやすいキッチンなら、コンパクトでもOK。
10. 太陽光や照明で部屋を明るくする
うすぐらい家は、何となく狭く感じてしまいます。太陽の光や照明を上手にとりいれると、部屋の印象が明るく、広く感じられます。
普通のお家では、天井の真ん中に、照明が取りつけている場合が多いのですが、これだと、部屋の隅が暗くなってしまいがち。
薄暗い場所を明るくすると、奥行きがでます。スポットライトやフロアスタンド、ダウンライトなどをうまく使うことで、広がりのある部屋を演出できます。
また、部屋の高いところに、光を取り込む窓をつけるのも一案です。日中は明るく開放的な空間になります。
明るい部屋は、開放的になります♪
以上、小さく建てて、大きく住む10の方法をお伝えしました。
工夫すれば効率的に空間を使えることが、おわかりいただけたでしょうか。
「小さな家」の大きさはどのくらい?
「小さな家」といっても、どのくらいが小さいのかわからない、という方もいらっしゃるかもしれません。一つの目安になるのが、国の基準です。
4人家族の場合、平均的な家の大きさは、約29坪〜38坪(95㎡-125㎡)とされています。ちなみに、一坪はたたみ2畳分、約3.3㎡です。(※「住生活基本計画における居住面積水準」より)
数字に幅があるのは、都市と郊外で状況がちがうため。都市の方が狭く、郊外は広くなります。あくまで目安ですが、参考にしてください。
グートンライフの「小さくても住み心地のよい木の家」
グートンライフは、4人家族で30坪以下でも、心地よい住まいはつくれると考えております。
事例もございますので、ぜひご覧ください。
家は一生のもの。ぜひ、長い目で見たお家の建て方を、じっくり考えてみてください。
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