音楽青年から建築の道へ
グートンライフが法人としてスタートして、2021年で26年目にはいります。
ここまで、どんな道のりできたのか。これから、どんな道をめざすのか。私たちのヒストリーをお伝えします。
インテリア内装からスタート
私(出口光生社長)は、昭和33年(1958年)、兵庫県に5人きょうだいの3男として生まれました。実家はインテリア内装のお店を営んでいました。
中学、高校とブラスバンド部に所属。高校3年の時は、専門の先生について音楽大学をめざすほどの音楽青年でした。
ところが、受験直前のある日、父の一言で人生が変わりました。
「商売というものは、自分が一生懸命やれば、人は喜んでくれるんや」
父の熱い想いを聞いて、「自分も、人さまに喜びを与えられるような仕事をしたい」という気持ちが芽生えました。
人生の航路を大きく変え、大学で経営を学び、家業を継ぐ道を選ぶことに。
私が仕事を始めた1980年代は、増改築がブームになり始めたころ。
手がけていたのは主に内装業でしたが、だんだん壁を取り払う、といった建築の依頼もいただくようになりました。
私の担当するインテリア部門も、建築方面へと仕事が広がっていきます。
仕事をするうちに、「建築の専門知識が必要だ」と強く思うようになりました。
そこで、建築の資格を取ることを決意。昼は仕事、夜は学校、家に帰っても深夜まで勉強にはげみました。
本当に欲していた知識なので、砂漠に水が、スーッとしみいるように、どんどん頭に入ってきました。
人生で一番勉強した日々でしたね。そのかいもあって、4つの資格をすべて一回でとることができました。
そんな中、自分の仕事の方向性を決定づける、一つのできごとが起こったのです。(つづく)