「無垢フローリングって、メンテナンスが大変なのでは?」
そう思われている方も多いかもしれません。
メンテナンス、つまり日頃のお手入れやお掃除ですね。
実際にはどうなんでしょうか?
グートンライフでお家を建てられて3年目の、Kさまにお話しを伺ってみました。
Kさまのお家では、床材に無垢の杉を使っています。
実際に住んでる方にお聞きしました
・・・無垢の杉フロアーは、お手入れや掃除が大変ですか?
「今の家に住む前は、合板の床でしたが、その時と比べても特に掃除が大変とは思いません。
夏場でも足の裏がベタベタしないので、気持ちいいです。」
・・・普段のお手入れはどんな風にされていますか?
「掃除機は毎日かけています。あとは、月に1~2回、固く絞った雑巾で水拭きをする程度ですね。
本当は乾拭きでもいいみたいなんですけど、わが家は子どもがいるので気になってつい。
最後は乾拭きしています。クイックルワイパーなんかも使ったりしています。」
・・・水がシミになったりしませんか?
「水をこぼしても、サッと拭けば大丈夫です。醤油やコーヒーをこぼしても、オイルを塗ってあるので、はじいてくれますし。
でも放ったらかしにしてしまうと、シミになります。」
・・・汚れや傷は気になりますか?
「はじめは気になっていました。スギはやわらかいので細かい傷がたくさんつきます。
でも今はまったく気になりません。
キズが全体についていくので、ぱっと見ても気にならないんだと思います。」
・・・何か、特別なお手入れはされてますか?
「特にはしていません。本当は、年に1回くらいはオイルを塗った方がいいんでしょうけど、今のところ何もしていません。
あ、無垢材なので反ったりしてすき間ができたりします。そこにゴミが入ったりしますが、その時はつまようじで取ります。」
無垢材はお手入れが不要?
そもそも、「お手入れ」とは、「良い状態を保つ」ためのもの。
それは無垢のフローリングでも、合板のフローリングでも同じことです。
どんなものでも「手入れをしない」より、「手入れをする」方が、より永くキレイ!
お手入れをすることも、暮らしの愉しみのひとつとして楽しんで頂ければいいな、と思います。
無垢フロアーのメンテナンス方法
ここで、無垢フロアーの普段のメンテナンス方法についてご紹介いたします。
※お手入れ方法は、仕上げにどんな塗料を塗っているかによって違いますので、ご注意ください。
グートンライフでは、無垢材の仕上げには「クラフトオイル」という自然素材由来のオイルを塗っています。浸透性のオイルなので膜をつくらず、自然素材が呼吸をするのを妨げません。
〈普段のお手入れ〉
普段は乾いた布で乾拭きをします。たまに湯水を堅く絞った雑巾で拭いてください。水と雑巾はキレイなものをお使いください。
〈汚れやキズがついた場合〉
無垢のフロアーは厚みがありますので、紙やすりで削って補修することができます。
紙やすりは、はじめは目の粗いもの(180番くらい)で汚れや傷を削り取り、次にもう少し目の細かいもの(240~320番くらい)のもので表面を整えます。最後にクラフトオイル(フロアー材の仕上げ塗料と同じもの)を塗って、乾拭きをします。
〈凹んでしまった場合〉
少しの凹みなら、ご家庭のスチームアイロンを使っても補修ができます。凹んだ部分にハケなどで水を塗り、数分間放置します。水が木に吸収されたら、濡らした布を凹みにあて、アイロンをあてます。水を吸わないようなら、はじめに紙やすりで表面を削りましょう。凹みを見つけたらすぐに行うのが効果的です。
〈定期的なお手入れ〉
定期的に、できれば1年に1回程度、オイルを塗りなおしてください。
(詳しいお手入れ方法は、また後日ブログにてご紹介いたします!)
無垢のフロアーの経年変化を愉しもう
製材屋さんによると、無垢のフロアーは、施工が完了した時点ではまだ、80%の仕上がり。
使用していくうちに馴染んできて、月日が経ってはじめて仕上がりを感じるそうです。
大事にお手入れをすることで、愛着もわいてきます。
月日と共に味わいが増していく無垢の床を、ぜひ楽しんでください。