雨が多いこの季節。
知らないうちにお部屋にカビが生えていて「えー、ショック!」ということはありませんか?
カビの対策には、予防が一番!
今回は、カビの原因と対策をくわしくお伝えします。
カビが生える3つの原因
カビの主な原因は3つです。
- 温度
- 湿度
- カビの栄養素
一つずつ見ていきましょう。
1. 温度
カビが発生しやすい温度は、20℃ー30℃。特に25℃前後が、カビの繁殖に適しているといわれています。
ちなみに、一般住宅の一年間の室内平均温度は10℃ー30℃。カビには快適な温度です。
2. 湿度
カビが育つためには、80%以上の湿度が必要です。
一般住宅の一年間の平均湿度は、30ー80%程度(お風呂をのぞく)。カビの発生ゾーンに入っています。
お部屋自体の湿度がそれほど高くなくても、部分的に湿度が高いこともありますから、注意が必要です!
3. 栄養分
カビの発生に必要な3つ目は、栄養分。タンパク質や脂肪、炭水化物などがそれ。
家の中のホコリやお風呂のせっけんカス、台所での食べ物の残りは、カビのごちそうです!
カビを発生させない対策
カビを発生させないコツは、3つの原因(温度、湿気、栄養)を取りのぞくことです。
どれか一つでも欠けると、カビは生えません。そう思うと、ちょっと気が楽ですよね。
では、具体的な対策をみていきましょう。
換気、換気、換気!
一番の対策は、換気です!
部屋の“すみ”は、空気がよどむので要注意。湿気がたまります。
・天気の良い日は、なるべく窓を開ける。
・窓のない浴室などは、換気扇をまわす(できれば24時間)。
・クローゼットや押し入れも、時々扉を開けて、風を通す。押し入れにすのこをおくのも、湿気には効果あり。
・家具と壁の間には、少しすき間をあける。風が通り、壁にカビが生えるのを防ぎます。
水気をふき取る
水分は、できるだけ早くふき取りましょう。
- お風呂や洗面台、キッチンにはねた水
- 窓の結露
- トイレの水滴
窓を高性能断熱サッシや2重サッシにすると、結露がつきにくくなります。これらのサッシは、熱を伝えにくいので、部屋の窓に水滴がつきにくくなります。
お風呂は、入った後に冷水をかけると、温度が下がり、せっけんのカスが流されるので、カビ対策に効果的です。
当社のあるお客さまは、お風呂に入ったあと、ご自身のバスタオルで、浴室の壁や床をきれいにふき取るそう。お風呂はびっくりするほど、ピカピカできれいです。
水分をふき取ると、カビには抜群の効果があることがわかります。
「そんな大変なこと、ムリ…」という声が聞こえてきそう。そうですよね、私もムリです(笑)。
でも、手の届くところの水気をふくだけでも、カビ対策になるので、負担のない範囲でやってみてはいかがでしょう。
こまめにおそうじ
カビの栄養である、ホコリや水あかをためないためには、おそうじが効果的。
洗面所のホコリは、さっとふく。
お風呂のせっけんカスは、出るついでにお湯で流す。
こまめにおそうじすれば、カビの栄養がなくなり繁殖をおさえることができます。
以上、カビ対策をお伝えしました。
換気する、水気をふきとる、おそうじする、がポイントです。
ムリせず、できる範囲で、やってみてはいかがでしょう。
お部屋がスッキリすること、間違いなしです♪