住まうこと自体が、歓びになる家。
小鳥のさえずりとともに朝陽をいっぱい浴びて、心地よい目覚めが習慣となります。
四季折々変化する周りの自然と屋内外がうまく融合し、それでいて落ち着きが感じられる家を建てたいものです。
動線はもちろん風の流れも考慮し設計しました。
リビングは天井が高く、ゆったりと感じられ心地よく感じられます。
- 大阪府豊能郡能勢町
- 延床面積:27.05坪
- 竣工:2017年6月
低い天井と高い天井、そして開口部との関係、組み合わせが絶妙なのが、広さを生んでいます。
日本の家は、柱も、建具の桟も、畳の縁にしても、直線が際立っています。このことは、主要材料である木が持つ特質から出ています。日本の木材の多くは直通です。梁桁にひん曲がった地松丸太を用いたり、百日紅の曲り材を床柱の意匠に用いたりすることはありますが、基本が直線なので、それらの曲線が際立ちます。
夏は涼しく、冬は暖かい。自然の恩恵をいっぱい受けれるよう考慮しました。北欧の暖炉を取り入れられた施主様のこだわりが、四季折々の優雅なライフスタイルを想像できますね。
老後も、二人の趣味やプライベートを守りつつ、今後もお互いに穏やかなライフスタイルを楽しんでいただけるように設計しました。