コンセプト
里山と町の境界に建つ家。
境界に住む。
ワクワクする町と里山の境界に建つ家で、新しい里山の住まい方を提案。今回のプランは、道路がある南の町側から斜面に接した北の里山側へ、土間を通って靴のまま通り抜けられる設計になっています。内部は土間を中心に、仕切られた部屋にはなっていないスペースで構成されています。
【ウッドデザイン賞2017受賞】
MBSテレビ番組「住人十色」で紹介されました。
『里山住宅博 in 神戸 』に出展しました。
- 神戸市・F様邸
- 延床面積:33.03坪
- 完成:2016年6月
戦後に定着した住宅のスタイルが、日本人にとってふさわしいのか。
効率重視になりすぎているのではないか。
そういった視点で戦前の文化、昔からの家を見直して、取り入れるチャレンジを行っています。
昔の家のどこが良かったのか。土間のどこが良かったのか。
そういったことをもう一度考えながら暮らす家。
遊び心
遊び過ぎている所もあると設計者自ら語る家は、テーマ―パークのようなワクワク感を秘める。
家というのは、家族それぞれの『居場所』です。
それぞれの個室があるからそれが居場所だ、ということではないのです。
「私の空間はここだ!」と思えるところがあれば良い。
雪のかまくらのような読書空間、サンルーム、ソファなど、家族みんながそれぞれの居場所を見つけてほしいです。
その場所に同化する。
まさにそこから生えてきたキノコのような家。
周りと違和感があるものは潰されてしまいます。
誰が見ても違和感のない、遊び心が盛り込まれた町と自然、家族が共存共生する家です。