「親子ふたり、ずっと一緒に安心して暮らせる家」
そんな施主様の想いをかなえた、平屋ができました。
バリアフリーで、動きやすい間取り。
必要な家具や設備だけを取り入れた、
無駄を省いた、シンプルなお家です。
- Yさま邸(猪名川台)
- 土地面積:60坪
- 延床面積:17.54坪 平屋(2DK)
- 完成:2020年5月
自然素材
床や家具には国産のスギ材を、壁には土佐和紙を使っています。木や紙は、部屋の湿度を調節する機能があります。「家で気持ちよく過ごしたい」という、施主様の想いをうけ、体にやさしい自然素材を使いました。
ダイニングキッチン
「家にいることが多いお母さまに、おうち時間を楽しんでいただきたい」。そんな想いから、太陽の光をたっぷりとりこみ、遠くの緑を楽しめるよう、窓の大きさや位置を工夫しました。
ロフトスペース
高さ140センチのロフトスペース。荷物の収納場所になる予定です。
平屋は部屋数が限られますが、空間を利用することで、坪数以上の広さを確保することができます。
玄関 (木の素材)
一般には石や大理石などが使われますが、木の素材で統一。落ち着いた雰囲気になりました。あたたかみがあり、部屋との一体感が出て、より広く感じられます。
玄関 (明るい天井)
天井を高くして、外の光を取り込めるよう小窓をつけました。壁紙に使った和紙は、光をやわらかくする効果があります。暗くなりがちな玄関が、開放感ある明るい空間になりました。
ウッドデッキ
家の南側いっぱいに造った、日当たりのよいウッドデッキ。私たちは、「外も家の一部」と考えています。内と外をつなげることで、ゆったりとした空間を作ることができます。
びおソーラー (自然の空調)
「びおソーラー」は、屋根のパネルで集めた太陽熱を床下に送り、足元から室内をあたためる設備。夏は、夜の涼しい空気を床下へ送るので、寝苦しい熱帯夜も涼しく過ごせます。一年を通して快適な室温を保ち、かつ、外の新鮮な空気を取り入れることができます。
外壁と屋根 (ガルバリウム鋼板)
ガルバリウムは、軽くてさびにくく、長持ちする今人気の素材です。お家のある猪名川台は、冬はすごく寒い地域。このため、屋根と壁に高性能の断熱材を入れました。ガラスは「Low-E複層(2枚)ガラス」を採用。ガラスの内側に金属の膜がコーティングされていて、一般の2枚ガラスの2倍の断熱性があります。性能のよい断熱材やガラスは、一般の製品より割高ですが、冷暖房費を大きく抑えることができ、長い目で見ると、コストパフォーマンスは高くなります。
「コンパクトに建てて、広く住まう」
工夫次第で、こうしたお家が実現できます。
高い断熱性と気密性を保ち、太陽の力を最大限に利用することで、一年を通して自然室温で暮らせる快適な住まいとなりました。
ご家族おふたりの新しい生活が楽しみですね。